子育ては免許制に
育児放棄・児童虐待
日夜ネットニュースやワイドショーを騒がせる、育児放棄・児童虐待のニュース、本当に嫌な話題です。
子供を持つのは免許制にすればいいのに、と昔から思っていましたが、市民権を得ない考えだとも思っていました。
正しさの為なら何をしてもいい世界
しかし、今の世の中は、あらゆる物を批判・非難する世界、その大義名分は「正しさ」、正しさの為だったら何をしても良いという本末転倒な構図があるように思えます。これが進んでいけば、子育て免許制が実現する日も来るのではないか…?
正しさだけを追い求める社会ならば、かわいそうな子供たちを放っておく訳がありません。罪のない子供を救うには、その元凶たる毒親を生み出さないようなシステムが必要であると。
増える虐待相談
児童相談所の虐待相談対応件数は年々増加しており、年間15万件以上にも達する。実際に警察の摘発を受けるケースは年間2000件近くに及び、児童が死亡する事件も年間50件程度存在する。
児童虐待は家庭の中での問題であり、表面化しない・させない家庭もあるでしょう、警察や児童相談所も介入しにくい部分を多くはらんでおり、実際の被害数は何倍もあるのでは無いでしょうか。
法律上の親権
親権というものがありますが、離婚調停などで、子供を育てる「権利」を争う物というイメージがあります。しかし、親権は、子供を保護下に置く権利であると同時に「義務」でもあります。子を見守り、教育を施し、管理してあげなくてはいけません。義務ですから履行しない場合の罰則もあります。
増える一方の児童虐待を抑止するには、罰則の強化や、児童相談所・警察が家庭への介入をしやすくするなどが効果的ですが、さらに踏み込み義務を発展させた物が免許制の導入です。
子供を持つ権利 基本的人権
子育て免許制は、プライバシーや個人の自律性、尊厳や自由の原則、健康の平等などから生じる、基本的人権に反しています。
さらに、子供を持つ権利というのは、憲法に直接的な記述はありませんが、幸福追求権によって守られるものと考えられます。
しかし、現状では親の権利が重視され過ぎではないでしょうか、未成熟な存在である子供を、保護するべき親が未成熟だった場合、子供の被害は想像を絶するものになるでしょう。親を反面教師として、辛い体験をバネとして、大きく成長するということもありますが、多くの場合、成長に支障をきたしたり、トラウマを抱える結果になるのではないでしょうか。
免許制の審査
経済力:低所得が子供の成長にプラスに働く面もあるので、収入額よりは持続性に比重を置いた審査と、親や子に何かあった場合のため、保険への加入を義務化。
精神年齢の審査:社会性や哲学観(倫理・道徳)、精神の安定性、教養などを数値化。
数年に一度免許の更新を行うことで、資格所有者の自分自身の見直しと、免許制システム自体の向上に繋げる。
免許なしに子供を授かった場合には、一定期間内に免許取得、祖父母の保護下に入る、養子縁組などを行う。
空想と妄言のまとめ
子育ては、この上ない喜びや幸せを享受する事ができ、場合によっては社会的に認められる要因であったり、人生における大きなイベントですが、子供にとっても幸せでなければ、エゴになってしまいます。
少子化の問題に拍車をかける制度ではありますが、人間の不完全性や多様性を否定した、正しい世界では仕方ない、のではないでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
1000万円を子育て基金に預けることで、認可される。
虐待等、親が子供を育てられなくなったら、自治体の用意した施設や地域ぐるみで、その基金を使って、子供を育てる。
1000万円は防止と対策の2つを兼ねる