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パクリでもいいじゃない 原神

10月 14, 2020

何かと話題の原神

町中や駅、ネットにTVでも見かける大量広告、注目を集めたけど、スパイウェア疑惑や個人情報の取扱いなど、マイナスイメージで盛り上がってしまいました。
さらに、クリップボード不正取得問題、ニーア(NieR:Automata)からのモーションパクリ問題と、ネガティブな話題が続いています。
※パクリ以外の話題についてはこちらです↓

一方で

プレイヤーの意見を拾ってみると「楽しい、可愛い、面白い」と言ったポジティブな反応のほうが多く、クオリティの高さも認められており、ネガティブなニュースの影響は小さいようです。

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いろいろパクってる

リリース前から言われていたのが、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとの類似性。
グラフィックの見た目に加えてゲームシステム面でも似ている部分が多い。
リリース直後あたりから話題が大きくなってきたのが、ニーアからのモーションパクリ問題。
ダッシュや納刀などよく似ており、両手剣などはそのまんまのアクションに見えます。
登場する人物たちは、日本アニメ・ゲーム・漫画をリスペクトしたデザインで、日本人受けを狙ったとも取れるキャラクターになっています。

パクリの悪いところ

真似した商品を流通されては、最初に作った人の利益を奪ってしまう。
0を1にする、新しいものを生み出すには、通常、膨大な時間とお金がかかります。その段階を飛ばして横取りされては経済が成り立ちません。

クリエイターの精神的ダメージも大きい。
情熱を注ぎ苦労した作品であるほど、精神の3大欲求である「自己実現・承認・社会的欲求」を満たされるチャンスを失い、自尊心も傷つけられるでしょう。
モチベーションが失われ、新たな創作意欲も湧かなくなってしまうかもしれない。文化や技術の発展を妨げてしまいます。

パクリの良いところ

良いパクリってなんだよと思われるかもしれませんが、悪いパクリは、ただのコピー、もしくは劣化コピーで、良いパクリは、元の作品に勝る部分がある、付加価値のあることで、パクリから発展して生まれる文化や技術があるということです。
パクリが横行してもダメ、規制しすぎても可能性を消してしまう、裁判でも判断の難しいところで緻密な検証を必要とします。

インスパイア、オマージュ、リスペクト
結局はクリエイターがどう感じるか

アウトとの線引は法律に抵触するかどうかですが、原神のモーション問題が、ニーアからデータを抜いて使ってるとしたらアウトですが、そうでなければ違法性を立証するのは難しいでしょう。
例えば、バトロワというジャンルを確立した「PUBG」は、類似ゲーム「荒野行動」を訴え、1年ほどの裁判の末、結局和解という形になりました、勝ち切るのも、はねつけるのも難しいということが分かります。
企業としては、利益やイメージに大きな影響を受けないのであれば、時間も費用もかかる裁判にエネルギーを使いたくないのが本音でしょう。

インスパイア = 刺激・影響を受けた、感化された 
オマージュ = 尊敬・敬意 (主に作品に使われる言葉)
リスペクト = 尊敬・尊重 (日本と違って立場は対等)

いろんな言葉がありますが、結局はクリエイターや、民衆がどう感じるかが大事で、モラルの問題とも言えます。
文化や技術の発展に繋がるものであれば受け入れられ、粗悪なものは叩かれるか、見向きもされず消えていく、自然と民主主義の法則に則っているのではないでしょうか。

受け入れられた原神

原神は様々な作品からインスパイアされオマージュもしています。許せない人もいるでしょうけど、色んなものをミックスさせてバランス良くまとめる事の難しさ、既視感があっても水準の高いクオリティー、融合したことで生まれた面白さ、それらが民衆に認められた結果としてヒットしているのではないでしょうか。

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原神

Posted by くぉーく