コロナ COVID-19 SARS-CoV-2
日々コロナウイルス情報が溢れる日常ですが、今後の社会ではインフルエンザなどと同じように常態化するなんて言われています。
この半年くらいの間、感染せずに来られたとしても、一生という長期間、感染しないのは難しいんじゃないかと思うんです。
数年のうちには様々な薬が登場するにしても、重めの後遺症が残ると言う話をちらほら聞きますが、あまり報道されないなと思って自分で調べてみました。
後遺症の発生する割合
コロナを発症して、退院した患者の追跡調査を行った結果が多数報告されています。
イタリアで143人の退院患者を追跡調査した報告によると、発症から約2ヶ月後においても何らかの症状があるという人の割合は87.4%
退院からの平均日数が、36.1日時点の結果なので期間としては短いですが、パンデミックからの経過時間を考えればしかたないでしょう。
- 主な内容
- 平均年齢56.5歳、男性90人、女性53人
- 平均入院期間、2週間
- 発症から60日の時点で3つ以上の後遺症がある人の割合は55%、1~2つの後遺症の人の割合は32%
- 主な症状は、倦怠感53.1%、呼吸困難43.4%、関節痛27.3%、胸痛21.7%などで、他にも、咳、嗅覚の異常、ドライアイ、鼻炎、目の充血、味覚の異常、頭痛、喀痰、食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、下痢などの症状が出る人もいたようです。
また別のイタリアの論文、こちらは113人について追跡調査を行い4週間後までの結果です。
- 主な内容
- コロナ発症時点で、味覚障害または嗅覚障害があった人の追跡調査
- 4週間後症状が回復した人の割合49%
- 改善したが完全回復では無い人41%
- 症状が持続or悪化した人が11%
マンチェスター大学の調査報告
- 主な内容
- 対象数121人、退院から8週間後
- 聴力の悪化8名(6.6%)耳鳴り8名(6.6%) 計16名(13.2%)
こうして見ると、発症した人の半分くらいは後遺症が出て、時間の経過とともに回復していく傾向のようです。
とは言え、10%程度の人は後遺症が長期間継続しています。
これが、開発中の薬で症状が出なくなるのか?それとも後遺症専用の別の薬が必要なのか?長期的に見れば自然回復するのか?治らない可能性もあるのか?
まだまだ分からないことの多いウイルスなので、今のところ結論は出ませんが、後遺症も徐々に回復する人が多いという部分に希望は持てそうです。
再感染の危険性
世界保健機関 WHOが一度感染して回復しても、再度感染する危険性があるという発表をしていたことも気になります。
最初の感染拡大国である中国の調査によると、回復後に”再感染を防ぐ抗体”は出来ているものの、急速に抗体数が減少していくという報告がありました。
ただ再感染に関する報道も少ないので、こちらもまた調べてみたいと思います。
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